酵素サプリに危険な副作用はないの?飲んではいけない人はいるの?

生酵素の副作用について
酵素は、ダイエットに限らず現代の不規則な食生活を考えれば積極的に補っていきたい栄養素です。
しかし、やはり心配なのが副作用ですよね。
口コミを見ていると、「お腹が痛くなった」「肌荒れが起きた」などの意見も目にします。
そこで、生酵素に副作用の可能性があるのか調べてみました。

生酵素サプリの副作用の可能性

生酵素サプリはあくまでもサプリメント。栄養補助食品でもあることから副作用の心配はほとんどないと書かれていることが多いですが、本当にそうですのでしょうか?
サプリメントにもいくつか種類があります。

ベースサプリ
ビタミン、ミネラル、アミノ酸など身体に必要な栄養素を補う
ヘルスサプリ
健康維持や美容が目的。イソフラボンやセサミンなど
オプショナルサプリ
体調の回復に用いられる。ウコンやマカ、ブルーベリーなど

の3種類に分類することができ、生酵素サプリはベースサプリともヘルスサプリともとれます。
医薬品は副作用に対する注意喚起や薬剤師による説明もありますが、サプリメントにはありません。
ですから、サプリメントを飲むときはより慎重にならなければならないと考えています。
最低限知っておきたいポイントをまとめてみます。

商品の安全性が担保されていることは大前提です。生酵素サプリの場合も国内GMP認定工場で製造されたものとそうでないものが混在しています。
GMPとはGood Manufacturing Practiceの略称です。原材料の仕入れから製造、出荷までの全過程で製品の「安全」と「一定の品質」を確保した規定のことです。
GMPを順守し、国内工場で製造されたサプリにはGMPマークが必ず記載されていますので、安全性の確認のためチェックしてみるとよいでしょう。
GMPマークが無い場合でも、第三者機関において農薬や放射能の残留検査を行っている商品があります。
その場合認証マークが貼られていますので、安全性が確保されている目安になります。

生酵素サプリに含まれている酵素自体は、私たちの体の中に既に存在しているものですので、アレルギーを起こすことはありません。
しかし、原材料である野菜や果物によってアレルギーを引き起こす可能性があります。これは一種の副作用と言っても良いのではないでしょうか?
食物アレルギーの現れ方には個人差がありますが、概ね以下の通りです。

口腔内やノドの粘膜にかゆみを感じたり、腫れる
吐き気や腹痛を感じる

程度の差は個人によってバラバラです。
また、アレルギーが重篤な場合は、血圧の低下や意識混濁なども起こり得ます。これらの「アナフィラキシーショック」は命に関わることでもあります。
食品アレルギーを回避するためにも、商品に記載されている原材料と成分表示は必ず確認するようにしてください。
他にも保存料や着色料などの食品添加物でもアレルギー反応を引き起こすことがあります。

持病を抱えており、普段から薬を服用している方は、生酵素サプリを飲む前に必ず医師に相談して下さい。
薬との飲み合わせが悪く体調に異変が起きたり、持病をさらに悪化させてしまう可能性もあります。

好転反応という言葉を耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。この言葉は元々、東洋医学に用いられている言葉です。
しかし西洋医学において、好転反応に科学的根拠はありません。
「好転反応だから」
「一時的な不調だから」
と飲み続けるのは厳禁です。そもそも、サプリを飲んで反応が出たのは意味がある証拠などと言う根拠はどこにもありませんし、この表現自体が薬機法違反です。
万一以下のような体調の変化が出た場合は、すぐに使用を中止してください。

生酵素サプリは乳酸菌を配合している商品もありますので、お腹が緩くなったり下痢を引き起こすことがあります。

肌荒れは元々、肝臓で体の中の毒素や老廃物が解毒されない時に、皮膚細胞からニキビや吹き出物として排出される減少です。
臓器に負荷がかかっている可能性も否めませんから軽視することの無いようにしてください。

生酵素サプリを飲むとより水分が必要になる場合があります。それにより便秘を引き起こす場合は使用を中止してください。

その他にも、眠気や倦怠感、発汗や発熱を引き起こす場合もあります。
つらい症状を好転反応とは言えない
せっかく買ったサプリなんだから飲み続けないともったいないなんてことはありません。
スコぢでも以上を感じたらすぐに飲むのを中止してかかりつけのお医者さんに相談してください。

生酵素サプリはあくまでも健康補助の為のサプリですが、副作用の心配はあります。
生酵素サプリに使われている原材料でアレルギーやアナフィラキシーの症状を引き起こすことがあります。
食品アレルギーの有無に関わらず記載されている成分の表示や原材料は必ず確認するようにしましょう。

好転反応は東洋医学の考え方で、西洋医学では科学的根拠がありません。
好転反応として東洋医学で考えられる症状も、西洋医学では副作用と言っても過言ではありません。
むやみやたらに量を飲まないこと、好転反応だからと我慢して飲み続けるのは間違っていること。
この2点は忘れないようにしてください。

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